009-009

エスゾピクロンの散歩

超新星爆発

降り注ぐ星の五月雨は世界をシェアする知的生命体の涙を映していた。いつか隣でお喋りしていた星が、宇宙の拡大でいつの間にか遠くなる。大声を出しても届かなくなって、二度と触れられない場所へ。いつか遠い未来に、あの星の死のしらせが、か弱い光になって僕のもとへ届くだろう。君は死して僕の空で輝く星座になるだろう。