009-009

エスゾピクロンの散歩

内科でレボリューション

内科に行ったらうつ病が半分治ったわ。もしかするとこれまでうつ病だと思ってたものの半分がうつ病とは無関係な病気だったのかもしんないわ。

うつ病と一口に言っても私のうつ病は完治した!ハッピーライフを謳歌!と忘れかけた頃にまた突然撃ち落とされて死ッピになって(再発して)しまうという山あり谷ありなもの。リズムがあるんだね。そんなときは何もかも放ったらかしてヒキニートになりたいものだが実際問題なんやかんやてんやわんやでそういうわけにもいかないので、応急処置として定期的に心療内科に通っていた。心療内科で貰った薬はどれも相性が悪く続かないので部屋がどんどん薬の墓場になっていく。あと単に医者と意思疎通するのも苦手だ、偽造楽勝なあの胡散臭いペーパーテストも嫌いだ。でも心療内科へ通うと気持ちが少し軽くなる。病気になったら病院へ通う。社会人として、やるべきことをやったような達成感が得られて心によいのだ。

それがどうだろうつい最近精神がズシーンと来て布団から一歩も出られないほどグラビティが強くなった日があった。いつものうつより発熱・頭痛・嘔吐・めまいがひどく身の危険を感じたがいつもの心療内科へ赴く体力もなく、取り急ぎ近所の内科へ駆け込んだ。(駆け込んだとは言え布団から這って出たし着替えたり髪の毛をアレするだけでも2時間、現場に向かうにもカタツムリのような速度で歩き、信号待ちの度にそこかしこにしゃがみ込んでだいぶ時間がかかった)するとあっさり別の病名を言い渡されて、30秒ほどの診察のあと4種類、適当な薬を手渡されさっさと追い出された。当たり前のことかもしれないけど、心療内科とは違いテストやカウンセリングが無いぶん診察代が激安!驚いた。え?ええ〜?これだけ?という不慣れな戸惑いがあったが医者は医者だし偉大だしと信用して薬を飲み始めること3日。落ちた気持ちは相変わらずでも身体は超回復し、今や完全にアンチグラビティ状態。バク宙オーケー。嘘、バク宙は無理です。メンタルはさておきフィジカルの状態が一気に良好に。メンタルもつられて上昇中。これまでの心療内科でのゆとり治療はなんだったのかと思わざるを得ない。

恋の傷は恋でしか癒えないとはよく言ったものだが体調不良の原因がメンタルによるものだからといって、いつもいつでもメンタルから底上げするのが正解とは限らない。ときには原因がメンタルでも、身体の不調は内科だな〜っと切り離して考えることも必要だと分かりました。あと人望がないなら無いなりに一人でも生きていけるように多角的な視点を持つことが必要だと分かりました。21世紀は内科でレボリューション。お試しあれ。

 

話変わんないけど過去は耐えられたレベルのストレスが今襲ってきたら即死してしまう。そんな時、心にも体力があるんだなと感じる。私はもう27だけどまだ27なんだ。まだ27なのに身体ガタガタで心ヨボヨボ。実質もうお婆ちゃんなのね。それだからなんだというとですね、これから先二度と経験することの無いような鋭い痛みに耐えなければならない時代が、10代後半〜20代前半の若く元気なうちに通過して本当に良かったなということです。確信できるのは、あれよりひどい環境に当たることはもうないということです。当たったとしても、理解してすぐに逃げ出せる。あれより痛むことは今後たぶんもう無いんだ。(親しい人の死とかは、これからも避けては通れないと思うけど)

だから、本当に良かったんだよね。