009-009

エスゾピクロンの散歩

さけび

“粘膜には使用しないでください”とパッケージに記載のある薬用クリームを目の周りに塗布するのが近頃の密かなマイブームだったが、ぶつぶつができたり、腫れてカサカサになったり、おかきのザラメのような触り心地になってしまい、そのたびに皮膚科にかかって「なぜか…」とすっとぼけて薬をもらうことに疲れてしまったので、もうあんまりやらないことにしている。(注意書きがあっても子供向けなど刺激の弱いものは未だに塗布してしまう。絶対にやらないでほしいのはアンメルツヨコヨコなどのコリ取り薬)

どうしようもない話だが、私の生活はルーチン化してつまらない。機械が代行してくれても差し支えはない。それくらい定形に納まっている。私じゃなくてもいいはずだ。けれどそれじゃ私が不憫なので、なんとかして、老いながらループするだけの日常に新鮮な風を送り込もうと、聞いたことのない名前の野菜を買って食べたり、部屋ごとに全く異なる香りの消臭剤を置いたりしてみる。大切にとっておいたものをごみに出したり、似合わない服を買って着る。違和感が大切なんだ。アイクリーム活動はその一環にある。

 

最近の話をしようかな?そう思ったんだけど今年に入ってから1個もブログ更新してないのじゃ。何から話せば良いのか分からない。

関係ないけど、質問されたら何から話せば良いのか分からないよね。いっつもイエスノーで答えるんだけど、人によっては詳しい状況を(さらに人によっては会話の内容なども) 知りたがるし、逆に、話してる途中で、簡潔に!と怒り出す人もいるよね。十人十色。みんな違って、みんな敵。

 

敵の話は長いからもっと明るい話にしよう。最近買ったものの話なんてどうかな。

1月は黒いコクーンコート買ったよ。長い丈のコート。ショート丈は尻が冷えるんだよね。そのことに、今年気づいたんだ。それで喪服を買ったね、2月は。まだ誰も死んでないのに、私突然かなり焦ってさ。とにかく、急がなきゃって思ったんだよ。ありとあらゆるブラックフォーマルを検索して、なかなか妥当な商品が見つからなくて、けど今月買わなきゃ間に合わないって強迫観念に迫られてて。なんでかな?前髪切りたいと思ったらその日に切らなきゃ気が触れるみたいな感覚に似てるかな。それでソリテールってブランドの、最高な喪服を手に入れたからみんな安心してほしい。故人を最高の喪服で送り出すからさ、もう心配しないでほしい。呼んでね、葬式。

3月。昨日プロジェクターが届いた。ずっとPCの小さな画面で映画を観てたんだ、何百本も。そんな暮らしに終止符を打ちたく。買ったんだプロジェクターを。壁にバーンと映し出して、あとはコーラとチュロスを用意するだけ。それと映画館のあのイス。(どこで買うんだ?)

観てる映画はトータルリコール。
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あと終活が捗ってる。買い物しながら終活って矛盾してるけど、部屋のものをガンガン売り飛ばす、または捨てている。必要最低限のものだけ残して、清々しい部屋になってきた。ここ5年ほどで肉体が急激に疲れた。何でも身体が動く今のうちに済ませておきたい。今年も未踏の地へ赴いて、また散々な目に遭わなきゃ。葬式資金も貯まった。というと、早すぎると笑われるけれど、高校を卒業してから今日までチビチビやってきたことなので、私の中に違和感はない。もはや葬式は日常ルーチンの一部と言っても過言ではないだろう(??)

 

今日もまた生きるとか死ぬとかの話になってしまったな。

 

命ある限り009です\(^o^)/