009-009

ロングロングプロフィール

選挙へ

頭が痒くて目が覚めた。それは途方のない痒みで、ばりばり掻き毟って傷ができても治まらず、指先が血でべとべとになるまで延々と頭を引っ掻き続けた。変な話だが本当の話だ。それから、朝の4時にもかかわらず、私は不潔なんだと大声で叫んで、そのあと、しく…

静電気ポケモン

静電気帯びてるガールはそのとき、盆栽の趣味を始めようと閃いた。メモらなければ忘れるだろうが彼女はメモらない。閃くことが彼女の趣味だから。

羅生門

鮭の切身についてる鱗を一生懸命削いでると羅生門で死体の髪の毛抜いてる老婆とシンクロする。切身は良い。切身には瞳がない。瞳がないから何かしらのメッセージを送受信し合うことなく調理は順調。このごろ行き過ぎた動物愛護ブームが到来しているという。…

ノーメイク・ノーパンツ

メイクして服を着るのが果たして嘘の人生なのかな?それはさておきところ構わず服を脱ぎ肌に風を感じるのは楽しいことだと思う。本当の風も本当の水もこの肌を通してしか知ることができないから私たち人間はなんとかして飛んだり潜ったりするんです。地球現…

文フリにまつわるエトセトラ

サークル てふ「ら」 左/平川マオ「おいでよ!ボリウッド」右/かたち「私よ、こんにちは」 サークル アイスコーヒー 歌集「赤い犬」「青い犬」 0918月祝 大阪文学フリマにてゲットした本を撮り集めたらオシャレっぽくなった。文学は、ファッションと密接な関…

もうちょっと働こか

GASUMARU

店長「俺は君のような正直な人が好きだよ」 弟「はい」 今はもうないけどアメ村に弟行きつけのガスマスク屋があった。きれいなひとたちのきれいな会話に混じって話せなかった。何も話したくなかった。何を話しても彼らのガラスを曇らせてしまう気がした。何…

地球が呼んでいる

そうだねー

ジュン

何年前だかそれすら忘れた。そのイベントには外タレが来ててフロアは無駄に沸いてた。DJデジタリズム。マンゴージュースでハイになって私は針金のようにカツンカツン、ヒラヒラ、ときどきヒトにぶつかりながら踊った。汗だくで叫んでいた。わけの分からない…

HANNA

映画「ハンナ」を観た。泣かなかった。なぜなら主人公のハンナはいつどの瞬間にも心が動かなかったからである。主人公と自動的に感情が同期。まるでケーブルで繋がれたように。そんな私の涙腺も今回は出番無し。 彼女(主人公の少女)は生まれてこのかた雪の…

日常会話のすべて

役員のおじさんがマンツーマンの面談タイムを設けてくれた。悩みないスカ?業務で改善できそうな箇所ないスカ?だいたいそんな無難な質疑応答がある。普段頭スッカラカンの私には荷が重いタスクであった。だいたい察してくれているとは思うけど会社に仲の良…

ザ・シークレット・サービス

だいたいどんな映画でもとりあえず泣く私がまたしても誰の役にも立たないレビューを書くから、あなたは自分の目で観て真偽を確認してね。本日の一本は「ザ・シークレット・サービス」 ザ・シークレット・サービス - Google 検索 この頃はおじいちゃんが大活…

パルプ・フィクション

クエンティン・タランティーノの最高傑作と呼ばれるこの映画「パルプ・フィクション」昨日まで知らなかったが今夜から私はパルプ・フィクションを知る女の仲間入りさ。マリア・デ・メディロス(配役はブルース・ウィリス演じるボクサーのブッチの彼女)むち…

蟻をいじめて遊んだ

大丈夫だよ!だから水を流し込んでみよう。アリさんの巣にはドアが付いていて、赤ちゃんはお母さんの隣の部屋で寝ているの。だから、大丈夫だよ! おう、やっちゃえやっちゃえ。 かき氷を食っていたら親子の会話が耳に入ってきて胸糞悪くなる。アリは好きじ…

(申し訳ありません)

どういう運びか私ごときが別の命をいただきながら今日まで生き延びてしまいました。いつまでこんなむごいことを続けなければならないのでしょうか。そこまでして生きたとてこの程度です。罪滅ぼしに食後、両手を合わせて(申し訳ありません)と一生懸命祈る…

世界の中心に向かって歩く

世界の中心に向かって歩く。ついさっきまで私のいる場所が世界の中心だと思い込んでいたのに、そうでないことに今、気が付いた。映画を観ていた。何の事前情報も得ずパケ借りして、あとはそういう修行のように4本の映画を1週間で観た。どんな物語も始まり、…

銀色のまばたき

なんだかんだで他人と居過ぎたのだと思う。最悪な話をするけど私の年収は思ってたより断然少なくて腰を抜かしたよ。毎月ちょっきし使い切る。服も化粧品も買わない。髪も二ヶ月に一回しか揃えに行かない。Wi-Fiだってデータ通信制限のあるプランで契約してい…

顔も名前も知らない我が子へ

「もしものことがあったら脳でも心臓でも全部あげるから呼んでね!」 弟にはそう言ったけど、果たして彼の非常事態に誰が私を呼んでくれるか、その時私がどこに居るのか。具体性がなくって毎晩ちらっと不安が過る。何のために生きるのか、考えたことが幸いに…

私(たち)は空っぽでした

いつも何かについて話すこともなくただ外が明るくなるのを待ったね。悪い奴ではないと知ってもらうために、 出会ったらまず握手をするのだと言って私にも同様に握手を求めた。握手ごときでイメージが拭われるはずもなく、君は明らかに悪人に見えた。しかしそ…

5年2組はこの柵です。人数分の鮎が泳いでいます。1人1匹ずつ。1人1匹ずつ捕まえて先生のところへ持ってきてください。 日に照らされて光る鮎の背中をぼんやり眺めていた。必死で逃げ惑うもむなしく鷲掴みにされ空に晒された人数分の鮎たちは、乱雑に塩をまぶ…

サボテンは夢を見る

突っ立ってるだけで生きていけるなら私はサボテンになりたい。欲を言うと足の生えたサボテンになってたまには散歩をしたいのだよ。私は流れる景色が好き。例えばお気に入りの看板を見つけたとしても橋がカッコよくても、関係なく流れていくの。動き続けるか…

たこ焼きピック

面白いことなんか言おうと思ってない。私はいつも当然のように真面目だ。冗談もほとんど言わない。誤解が怖いから。つまらない話はしたくない。だから黙ってる。需要と供給がクロスするポイントに立っていたい。常に望まれただけ与えられれば。 高校二年の春…

アイスクリン

それは屋外の、夏にだけ開放される安っちいプールで、赤ちゃんから大人まで地元の人間はみんな通っていた。たしか私が小学一年生か二年生で、弟が幼稚園生の頃、その夏の日も父に連れられ、やはりプールに入っていた。 プールには二種類あった。浅いプールと…

センセイの鞄

インターネットの男の子に勧められて読んだ。精神を病んで治って(?)からも識字障害がしつこく残っていたので読書は数年していなかった。改善されたのはつい最近のことで、空白を埋めるようにジャケ買いした本など急いで読み始めた。 『川上弘美、気に入る…

「そんな大人になってほしいと思っていたんだよ。」

すっかり空っぽになってしまったお財布を鞄の奥に押し込みながら(ギリ足りたわ〜焦った…)とホッとしていたとき。先に店を出て私の会計を待っていたおじいちゃんに言われた言葉。たいしたことをしたわけではない。ご飯に誘ってくれたのがたまたま初任給が出…

温めて

指先の体温はその日の気温によって変わる。水のような生き物です。周りと同化して、私が誰かってことをときどき忘れてしまいそうです。私の手が冷めているのをかわいそうに思った彼が自分の手袋を手渡してくれた。持って帰ってもいいそうです。お言葉に甘え…

お弁当箱を変えた

だめだめお尻はアウトプット専門なんだからさあ。インプットはまずいよ。ものには得手不得手が付き物さ。たった今何の話をしてるのか?私はボーイズラブになど興味はございません。どうかみんなお幸せに。だいたいで言えばこういう感じでしょう。でもズレて…

い795

ちょっと待ってくださいね、今あなたのマンションを地図から調べていますので。あ、あったあった。大丈夫そうですね、ところでその粗大ごみというのはどの品目にあたるものですか?えっオーブンレンジ?電子レンジのことでよろしいですか?ハイハイ、では13…

ネオ現実

睡眠薬を飲んで映画を観ていると、途中で自分の夢と映画のセリフが入り交じって、ネオ現実って感じの新しい街が完成する。 昨日観ながら寝落ちたイラン映画で覚えているのは「この部屋寒いわね、踊りましょ!」と言ってみんなでワイワイ踊るシーンだけだった…

ときめきについて

5時間も乗っていれば電車がどんな形をしていたか忘れてしまうように、年単位で続く恋をしていると恋がどういうものだったのか忘れてしまう。もれなく友人関係もよく分からなくなってしまう。いやいや、それは私だけかもしれない。みんなはもっと明瞭な毎日を…